2020/09/05 10:58

私の父は器が好きで、特に薪の窯で焼成した土物を愛好していた。
沖縄に住んでいた頃は幼い私を連れ窯元を訪ねた事もしばしばあり、見習いのお兄さんが優しくロクロを教えてくれたりしたのを覚えている。工房の畳間で待っていた際、そこにある漫画を読んでみたら『もうそんなの読むの?』とお兄さんに言われた。7歳くらいだったからピンとこなかったが、昭和ど真ん中のおっさん向けエロ漫画だった。今でも豊満な尻の描写は記憶の片隅に張り付いている。
家は金持ちでは無かったが、私が物の良し悪しを少々観られるようになったのは。家にある職人の器に触れていた事も影響している。
その中でも黒い釉薬の茶碗と皿は、納豆飯やカレーを食べる時には引っ張り出してきて父を呆れさせたものだった。それほど私はそれが気に入っていた。
作者はキユナ氏といったお名前で何度か私もお会いしていたが、現在検索しても探しきれない。
彼の黒釉は使うほどに深みと厚みを感じさせ、飽きっぽい性格の私も器への愛着が消えることは無かった。
そして三線である。
これもまた私の心を捉えてしまう。
写真の三線はどれも棹、糸巻き共に沖縄県産のユシ木製。売り物に一本だけ30年使っている私物が入っているのだけど、どれだかわかるかな?。





Bandcamp

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それからBASEでは沖縄の職人さんたちと協働で作った三線↓

BASE

私は家宝級と言っていますが、アート関係の友人はこの三線を見て。

『国宝になるね!』と。


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