2020/09/06 07:00

ギターのテクニックでトレモロというのがある、それがどうしてもできなかった。


10代、20代とできなかった。


『壁をみたら逃げろ』がモットーの私はできないことは気にせずに忘れた。



30代前半だったか、知人が新疆ウイグル自治区に旅行をするから、ついでに何か楽器を買ってこようかと、とても粋な提案をしてくれ。


そういう経緯で130センチほどの長い弦楽器、ドゥタールを手に入れた。


それを触り出して半年ほどだったか、気まぐれにギターを弾いてみると指が勝手に動いてトレモロを流麗に披露し始めた。


ドゥタールの奏法を自己流でもやってみたことで、ギターのトレモロの壁を迂回してしまったようだ。


これぞ棚ぼた。
それから、ギターで様々なコードを引くのが苦手だったので、勝手にオープンチューニングにして三線として扱っていた時期があった。


低音部は開放弦で、高音部でメロディーを弾く。そうしてサロードに出会った。


サロードはフレットレスで25弦のインド楽器。
『左手の爪を立てて弾くんだよ』
持ち主の進言通り試してみると。
『な、なんで弾けるの?。インド人の音がする!』
と、初めてサロードを弾く私に感嘆の声を上げる。彼は大先輩の音楽家、驚きは最も光栄で嬉しみを隠せない。



これはギターのオープンチューニング奏法が効いている。
いつものやり方で爪を立てるだけで応用できる。何事も挑戦と応用である。



こうして、三線やサロードをメインに演奏するようになって悩みができた。



爪だ。



ギターと三線ならば、左手の爪は短いほど良い。
一方サロードは爪で弦を指板に押し当てるので、長めにしておく必要がある。


特に金属弦が爪を削りえぐり取るので、こまめな手入れは演奏中でも必要なほど。



今回の壁は迂回できるのか?。




Bandcamp

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それからBASEでは沖縄の職人さんたちと協働で作った三線↓

BASE

私は家宝級と言っていますが、アート関係の友人はこの三線を見て。

『国宝になるね!』と。


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